成田エクスプレスを使って成田空港へ行った。
この列車を利用して成田空港に行くことは今回が初めてである。成田エクスプレスという列車は、外側から見るとガラスが曇っている。つまり、外側からは内部の様子が、どんな人間が乗客であるかということが見えない仕組みになっている。
僕はこの成田エクスプレスのガラス窓をみて、多少の違和感を覚えたことがあった。つまり、一般庶民と隔絶された特権階級の列車という印象を持っていたのだ。通常の特急であれば、窓ガラスが暗くて中の様子が見えないなんてことはない。
どうも、その暗い窓ガラスにブルジョア的な傲慢さを感じたのだ。
もっとも、ブルジョア的であるとか何とか言ってみたところで、それでもやはり一般的に言って、グリーン車や特急というのは乗っていて快適である。僕はあまり頻繁に海外旅行に行くという機会を持っておらず、そのために、海外旅行に行く際には必ずといっていいほど、普通列車に乗る際でもグリーン車を利用して成田空港まで行っていた。
どうせ、海外に出たら、僕の場合はリュック一つの貧乏旅行である。日本にいるときくらいちょっとした贅沢を味わってもいいのではないかと無理に自分を納得させながらグリーン車に乗り込むのである。
だが、そうではあっても、成田エクスプレスはすごぶる快適であった。というのは、池袋から成田エクスプレスに乗ったのだけれども、スイスイと空港に着いたからだ。停車駅が少ないというのは、長距離列車に乗る際の重要な条件であると思う。
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