旅の始まり
旅の始まり
2007年の2月にヨーロッパを旅してきました。
このブログは、そのヨーロッパ旅行をのんべんだらりと、放埓につづった記録です。
行き先は、デンマークとチェコ、そして、イギリスです。
旅の目的といったものは、あまり持っていなく、例えば、名所や旧跡を辿りながら懐旧の情にふけるといったこともなければ、有名な文学者ゆかりの地にいって、詩や小説を朗読するということもありません。
10日間ほどの短い旅程ということもあって、いや、それだからこそ、一生懸命に、汗だくになりながら観光スポットをまわるという旅もあってはよろしいのではないか?と思ったりもするわけでございますが、なにぶん、怠惰な性分であります。
ただただ、飛行機に乗ってヨーロッパに行き、ヨーロッパの地を歩き、路地を散策し、喫茶店で休む。疲れたら、ホテルに行って休息をとる、夜は夜で気が向いたら酒を飲みに行く。そんな旅です。
こういう旅行というものを私はこれまでの人生で、何度かやってまいりましたが、いやはや怠惰な旅こそ楽しいものはなく、贅沢な時間の使い方もないものであると私は思います。
それでは、ごゆっくり、ヨーロッパの旅の記録をお楽しみくださいませ。
※ホームページでもヨーロッパ旅行の情報を載せています。あわせてこちらもどうぞ。
・コペンハーゲンの旅案内
・プラハ〜都市の隠れ家を探す旅
2007年の2月にヨーロッパを旅してきました。
このブログは、そのヨーロッパ旅行をのんべんだらりと、放埓につづった記録です。
行き先は、デンマークとチェコ、そして、イギリスです。
旅の目的といったものは、あまり持っていなく、例えば、名所や旧跡を辿りながら懐旧の情にふけるといったこともなければ、有名な文学者ゆかりの地にいって、詩や小説を朗読するということもありません。
10日間ほどの短い旅程ということもあって、いや、それだからこそ、一生懸命に、汗だくになりながら観光スポットをまわるという旅もあってはよろしいのではないか?と思ったりもするわけでございますが、なにぶん、怠惰な性分であります。
ただただ、飛行機に乗ってヨーロッパに行き、ヨーロッパの地を歩き、路地を散策し、喫茶店で休む。疲れたら、ホテルに行って休息をとる、夜は夜で気が向いたら酒を飲みに行く。そんな旅です。
こういう旅行というものを私はこれまでの人生で、何度かやってまいりましたが、いやはや怠惰な旅こそ楽しいものはなく、贅沢な時間の使い方もないものであると私は思います。
それでは、ごゆっくり、ヨーロッパの旅の記録をお楽しみくださいませ。
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・プラハ〜都市の隠れ家を探す旅
なぜ、旅に出るのか
旅に出る理由というのは、誰にとっても同じというわけでは決してあるまい。
ある人は、「会社を辞めて旅に出る」のであろうし、また、ある人は、例えば学生であって「見聞を広めるために旅に出る」ということもあろう。
少なくとも、何かの目的があって旅に出るというのが一般的な旅のあり方であろうと思う。
しかし、私の今回のヨーロッパ旅行にはほとんど明確な目的が無かった。名所、旧跡にはもともと興味がない。ガイドブックを見ながら、真剣にそのガイドブックに載っている写真を見て、その観光地に赴き、「ああ、同じものがここにあった!」といって喜ぶこともない。
歴史というものに多少の興味があれば、有名人の墓などを訪れて懐旧の情にふけるということもあるのだろうけれども、私は歴史にもさほど興味がなかった。
私にとっての海外旅行というのは、徹底的に骨休みのための、日々の労働を忘れて、旅先でのんべんだらりと過ごすという、ただそれだけのことであった。
もちろん、初めて海外旅行に行ったときは違った。
あれは、二十歳の頃のことであって、当時私がまだ学生身分の頃であった。マクドナルドの深夜清掃というアルバイトに従事して、半年ほどの間、金をためてチェコに行った。それが私の最初の海外旅行であった。
私は異文化体験というものを、その旅において存分に味わうことが出来たと思う。
そして、これは若者の特権であるかもしれないが、自らが味わった異質な体験というものを過大視し、「自分はこんなにすごい体験をしたぞ、何て偉いんだ!」などと一人得意になったことも覚えている。
確かに、旅というのは人それぞれにとって、旅の経験は各人の感性に訴えてくるものがあるし、あながち無駄であるとも言えない部分がある。
しかしながら、ただ旅をすることというのは、これは仕事ではなくて、単なる遊びであるということに気がついたのは、学校を卒業して社会に出た後のことであった。
しかし、この世にある数ある遊びの中でも、旅は究極の遊びではないか?と思えてくる。
そして、旅そのものが金銭を生まないからといって、単なる娯楽であるからといって、それを自分の人生から切り離してしまうというような、そこまで合理的な考えに徹することは出来ないのだ。
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・プラハ〜都市の隠れ家を探す旅
ある人は、「会社を辞めて旅に出る」のであろうし、また、ある人は、例えば学生であって「見聞を広めるために旅に出る」ということもあろう。
少なくとも、何かの目的があって旅に出るというのが一般的な旅のあり方であろうと思う。
しかし、私の今回のヨーロッパ旅行にはほとんど明確な目的が無かった。名所、旧跡にはもともと興味がない。ガイドブックを見ながら、真剣にそのガイドブックに載っている写真を見て、その観光地に赴き、「ああ、同じものがここにあった!」といって喜ぶこともない。
歴史というものに多少の興味があれば、有名人の墓などを訪れて懐旧の情にふけるということもあるのだろうけれども、私は歴史にもさほど興味がなかった。
私にとっての海外旅行というのは、徹底的に骨休みのための、日々の労働を忘れて、旅先でのんべんだらりと過ごすという、ただそれだけのことであった。
もちろん、初めて海外旅行に行ったときは違った。
あれは、二十歳の頃のことであって、当時私がまだ学生身分の頃であった。マクドナルドの深夜清掃というアルバイトに従事して、半年ほどの間、金をためてチェコに行った。それが私の最初の海外旅行であった。
私は異文化体験というものを、その旅において存分に味わうことが出来たと思う。
そして、これは若者の特権であるかもしれないが、自らが味わった異質な体験というものを過大視し、「自分はこんなにすごい体験をしたぞ、何て偉いんだ!」などと一人得意になったことも覚えている。
確かに、旅というのは人それぞれにとって、旅の経験は各人の感性に訴えてくるものがあるし、あながち無駄であるとも言えない部分がある。
しかしながら、ただ旅をすることというのは、これは仕事ではなくて、単なる遊びであるということに気がついたのは、学校を卒業して社会に出た後のことであった。
しかし、この世にある数ある遊びの中でも、旅は究極の遊びではないか?と思えてくる。
そして、旅そのものが金銭を生まないからといって、単なる娯楽であるからといって、それを自分の人生から切り離してしまうというような、そこまで合理的な考えに徹することは出来ないのだ。
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旅の服装
今回の旅は、二月に行くことになっていたので、おそらく二月のヨーロッパというのは恐ろしく気候が寒いことが予想された。
かつて、ヨーロッパを旅したときに、十二月のクリスマスの時期にチェコにいたのだが、外は大雪が降っていた。私は長靴などをもっていなかったけれど、幸い、靴の中に雪が入り込んできて、足が悴んで冷えるということなどもなかった。
しかし、長ズボンをはいていて、その長ズボン一枚きりであるとひどく足が冷えたことを覚えている。上半身はシャツを二枚着て、セーターをその上に着込み、それからジャンパーを着ていたので寒さに苦しむことは無かったが、足がやたらと寒かった。
同宿のオランダ人のバックパッカーは、ズボンを二枚重ね着していて、そのうちの一枚はジャージ風のズボン、もう一枚はスラックスをはいていた。
さすが、寒い国に住み慣れているだけあると感心したものであった。日本の東京も真冬はずいぶんと寒くなると思うけれども、ヨーロッパの北国の寒さに較べると日本の寒さは、それほど騒ぐことはないのではないかと思ってしまうほどだ。
そんなわけで、私は旅の服装を整えるべく、豊洲のららぽーとへと向かった。
何も豊洲に行く必要はないようにも思えた。というのは、私が住んでいるのは、東京の中心部にほど近い場所で、都会のど真ん中に位置しているような場所であったから。新宿や池袋にもかなり近い。
新宿や池袋に行けば、旅のための防寒具を売っている店などはいくらでもあるように思われた。
しかし、それでも私はなぜか豊洲へと向かった。
都会の人ごみを避けたかったのかもしれない。郊外ののんびりとした店で、ゆっくりと買い物を楽しみたかった。
豊洲につくと、だだっ広い道路と、馬鹿でかいビルが点々と並んでいる、よく言えば近未来的、悪く言えば殺風景な風景が見られた。だが、この街は清潔感を感じさせる。都市の猥雑さ、人間の臭いというものはあまり感じられないが、清潔であることを最上の美徳として誇っているような街だと思った。
私はららぽーとに行くと、その店で6千円ほどするジャンパーを買った。服を買うときくらい私の人生で頭を悩ませることはない。何しろ、優柔不断な性格である。いや、私は自分自身で自らの性格が優柔不断であることを自覚している。そうであるから、何事においても「決定する」ということが特に苦手であった。
そうであるから、この非常にシンプルな、「服を買う」という行為においてさえ、気持ちは千路に乱れていく。私はやっとのことで、襟の部分にフサフサした毛のついたカーキ色のジャンパーを手に入れた。
着てみたときに、少々窮屈な感じもしたのであるが、おそらく着慣れてくればそんなに気にならなくなるであろうと無理矢理自分自身を納得させて、そのジャンパーを購入することにしたのだ。
ジャンパーのほかに、靴下を四足ほど購入し、それから股引がないかどうか探したが、股引を発見することはついに出来なかった。股引があれば、ヨーロッパの寒さというものも多少はやわらぐに違いないという風に私は考えたのであったけれど。
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かつて、ヨーロッパを旅したときに、十二月のクリスマスの時期にチェコにいたのだが、外は大雪が降っていた。私は長靴などをもっていなかったけれど、幸い、靴の中に雪が入り込んできて、足が悴んで冷えるということなどもなかった。
しかし、長ズボンをはいていて、その長ズボン一枚きりであるとひどく足が冷えたことを覚えている。上半身はシャツを二枚着て、セーターをその上に着込み、それからジャンパーを着ていたので寒さに苦しむことは無かったが、足がやたらと寒かった。
同宿のオランダ人のバックパッカーは、ズボンを二枚重ね着していて、そのうちの一枚はジャージ風のズボン、もう一枚はスラックスをはいていた。
さすが、寒い国に住み慣れているだけあると感心したものであった。日本の東京も真冬はずいぶんと寒くなると思うけれども、ヨーロッパの北国の寒さに較べると日本の寒さは、それほど騒ぐことはないのではないかと思ってしまうほどだ。
そんなわけで、私は旅の服装を整えるべく、豊洲のららぽーとへと向かった。
何も豊洲に行く必要はないようにも思えた。というのは、私が住んでいるのは、東京の中心部にほど近い場所で、都会のど真ん中に位置しているような場所であったから。新宿や池袋にもかなり近い。
新宿や池袋に行けば、旅のための防寒具を売っている店などはいくらでもあるように思われた。
しかし、それでも私はなぜか豊洲へと向かった。
都会の人ごみを避けたかったのかもしれない。郊外ののんびりとした店で、ゆっくりと買い物を楽しみたかった。
豊洲につくと、だだっ広い道路と、馬鹿でかいビルが点々と並んでいる、よく言えば近未来的、悪く言えば殺風景な風景が見られた。だが、この街は清潔感を感じさせる。都市の猥雑さ、人間の臭いというものはあまり感じられないが、清潔であることを最上の美徳として誇っているような街だと思った。
私はららぽーとに行くと、その店で6千円ほどするジャンパーを買った。服を買うときくらい私の人生で頭を悩ませることはない。何しろ、優柔不断な性格である。いや、私は自分自身で自らの性格が優柔不断であることを自覚している。そうであるから、何事においても「決定する」ということが特に苦手であった。
そうであるから、この非常にシンプルな、「服を買う」という行為においてさえ、気持ちは千路に乱れていく。私はやっとのことで、襟の部分にフサフサした毛のついたカーキ色のジャンパーを手に入れた。
着てみたときに、少々窮屈な感じもしたのであるが、おそらく着慣れてくればそんなに気にならなくなるであろうと無理矢理自分自身を納得させて、そのジャンパーを購入することにしたのだ。
ジャンパーのほかに、靴下を四足ほど購入し、それから股引がないかどうか探したが、股引を発見することはついに出来なかった。股引があれば、ヨーロッパの寒さというものも多少はやわらぐに違いないという風に私は考えたのであったけれど。
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成田エクスプレス
成田エクスプレスを使って成田空港へ行った。
この列車を利用して成田空港に行くことは今回が初めてである。成田エクスプレスという列車は、外側から見るとガラスが曇っている。つまり、外側からは内部の様子が、どんな人間が乗客であるかということが見えない仕組みになっている。
僕はこの成田エクスプレスのガラス窓をみて、多少の違和感を覚えたことがあった。つまり、一般庶民と隔絶された特権階級の列車という印象を持っていたのだ。通常の特急であれば、窓ガラスが暗くて中の様子が見えないなんてことはない。
どうも、その暗い窓ガラスにブルジョア的な傲慢さを感じたのだ。
もっとも、ブルジョア的であるとか何とか言ってみたところで、それでもやはり一般的に言って、グリーン車や特急というのは乗っていて快適である。僕はあまり頻繁に海外旅行に行くという機会を持っておらず、そのために、海外旅行に行く際には必ずといっていいほど、普通列車に乗る際でもグリーン車を利用して成田空港まで行っていた。
どうせ、海外に出たら、僕の場合はリュック一つの貧乏旅行である。日本にいるときくらいちょっとした贅沢を味わってもいいのではないかと無理に自分を納得させながらグリーン車に乗り込むのである。
だが、そうではあっても、成田エクスプレスはすごぶる快適であった。というのは、池袋から成田エクスプレスに乗ったのだけれども、スイスイと空港に着いたからだ。停車駅が少ないというのは、長距離列車に乗る際の重要な条件であると思う。
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この列車を利用して成田空港に行くことは今回が初めてである。成田エクスプレスという列車は、外側から見るとガラスが曇っている。つまり、外側からは内部の様子が、どんな人間が乗客であるかということが見えない仕組みになっている。
僕はこの成田エクスプレスのガラス窓をみて、多少の違和感を覚えたことがあった。つまり、一般庶民と隔絶された特権階級の列車という印象を持っていたのだ。通常の特急であれば、窓ガラスが暗くて中の様子が見えないなんてことはない。
どうも、その暗い窓ガラスにブルジョア的な傲慢さを感じたのだ。
もっとも、ブルジョア的であるとか何とか言ってみたところで、それでもやはり一般的に言って、グリーン車や特急というのは乗っていて快適である。僕はあまり頻繁に海外旅行に行くという機会を持っておらず、そのために、海外旅行に行く際には必ずといっていいほど、普通列車に乗る際でもグリーン車を利用して成田空港まで行っていた。
どうせ、海外に出たら、僕の場合はリュック一つの貧乏旅行である。日本にいるときくらいちょっとした贅沢を味わってもいいのではないかと無理に自分を納得させながらグリーン車に乗り込むのである。
だが、そうではあっても、成田エクスプレスはすごぶる快適であった。というのは、池袋から成田エクスプレスに乗ったのだけれども、スイスイと空港に着いたからだ。停車駅が少ないというのは、長距離列車に乗る際の重要な条件であると思う。
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成田空港
成田空港に着く。
ここで飛行機の出発まで一時間半ほど余裕があった。
こころみに、空港内を喫茶店を探しながら散策してみることにした。ユニクロがあるのを見て驚いた。こんな場所にもユニクロが出店しているのかという衝撃である。また、ツタヤも発見したのであるが、このツタヤの本の品揃えぶりというのも長旅をする上で非常に貴重なものではないかと思った。
旅に持っていく本ということでは、どうやらミステリや推理小説を持参するという人も多いようである。僕自身は軽いエッセイを持参していくことのほうが多い。長編小説などを持っていくという手もあるが、頭が旅行のことで興奮状態になっているせいか、読んでいてもきちんとストーリーが頭に入っていかないということがある。
その点ではエッセイは旅にとって非常に気楽だ。気の利いたエッセイであると何度読み返しても飽きがこないという利点があって、例えば、僕は神田の古本屋街などに足を向けた際に見つけた福地 泡助氏の『ホースケ後悔日誌』などを旅に持っていく。この本などはまさに肩肘はらない随筆文学の決定版ともいえるような書物であって、非常に読みやすく、軽い文体でありながらも、シニカルかつ自嘲的なユーモアというもので満ち溢れていて、旅に最適であると思う。
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ここで飛行機の出発まで一時間半ほど余裕があった。
こころみに、空港内を喫茶店を探しながら散策してみることにした。ユニクロがあるのを見て驚いた。こんな場所にもユニクロが出店しているのかという衝撃である。また、ツタヤも発見したのであるが、このツタヤの本の品揃えぶりというのも長旅をする上で非常に貴重なものではないかと思った。
旅に持っていく本ということでは、どうやらミステリや推理小説を持参するという人も多いようである。僕自身は軽いエッセイを持参していくことのほうが多い。長編小説などを持っていくという手もあるが、頭が旅行のことで興奮状態になっているせいか、読んでいてもきちんとストーリーが頭に入っていかないということがある。
その点ではエッセイは旅にとって非常に気楽だ。気の利いたエッセイであると何度読み返しても飽きがこないという利点があって、例えば、僕は神田の古本屋街などに足を向けた際に見つけた福地 泡助氏の『ホースケ後悔日誌』などを旅に持っていく。この本などはまさに肩肘はらない随筆文学の決定版ともいえるような書物であって、非常に読みやすく、軽い文体でありながらも、シニカルかつ自嘲的なユーモアというもので満ち溢れていて、旅に最適であると思う。
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成田空港内の喫茶店
空港内の喫茶店で飛行機に乗り込む前に一服するという瞬間は、僕にとってはおそらくこの世の中でトップ5に入るほどのそれほどの価値のある瞬間だ。
何しろ、日々の労働から解放されて「さあ、これから海外旅行に行くぞ!」という瞬間に、ワクワクした気持ちを抱えつつ、喫茶店でのんびりとタバコをふかしているひと時に、これに勝るものは無いのである。
めったに行く海外旅行ではないだけあって、僕はその喫茶店選びは非常に真剣に行なわなければならないと思った。たかが、喫茶店であるけれども、空港内のそれは雰囲気というか気分を高める上で重要なのだ。僕はかれこれ、30分近くも空港内でウロウロしていた。もっとも、スターバックスのような比較的新しく、現代的な喫茶店になると、「禁煙」のルールになっていることも多く、喫煙にこだわりつつ、雰囲気がいい喫茶店ということになると探すのに少々手間取ることになった。
僕が探しきれた範囲では、喫茶店ではなかったが、一つは中華料理屋、もう一つはファミリーレストランが喫煙できるということらしかった。
ファミリーレストランに入ってしまうと、当然のことながらファミリーが大挙して押し寄せてくることが予想されたこともあるし、また実際に窓越しにファミリーが大勢いるのが視界に入ったので、僕は中華料理屋に入ることにした。
僕はファミリーが嫌いなのではない。家族制度に反対する人間でもないのであるが、それでも、子供がうるさくギャー、ギャー泣き喚いたり、スピーカーが壊れたような子供のキンキン声をちょっとでも耳にしたら、それこそ、旅の楽しい気分が一気に台無しになるのではないかと危惧したのだ。
中華料理屋はドリンクバイキングが400円であった。
400円という値段も非常に手ごろである。腹は空かしていなかったこともあって、ドリンクバイキングのみを頼もうと思ってその店の中へと入っていった。
店に入ると、背の高い割とスリムな感じの黒い服を着た美しい女性が案内してくれた。「飲み物だけ飲むつもりですがいいですか?」とたずねると、快く承諾してくれた。
店の中には僕のほかには一人だけ中年女性が、店の隅に一人座っているだけであった。朝、割と早かった時間のせいもあろう。
僕は席につくと、さっそくドリンクをとりに、ドリンクバイキングのコーナーへと向かっていった。
アイスコーヒーにするかそれとも炭酸飲料にするか少々迷ったのだけれども、やはり、濃いアイスコーヒーによって、眠った頭をキリリと目覚めさせたいという気分であったのでアイスコーヒーにした。
そのアイスコーヒーはうまくもまずくもなかった。
ただ、僕はそのとき、そのアイスコーヒーの味というものに対してさした考えを抱かなかったと思う。それよりも、僕はそれこそボーッとしながら物思いにふけっていたのだ。
しばらくすると、制服を着た四人組があらわれて、一人は女性であり、あとの三人は男性であった。観光関連の仕事をしている人たちなのか、あるいは成田空港の職員であったのか、確認をしたわけではないので事情はさだかではない。
そうこうしているうちに、チェックインの時間が近づいてきた。
僕は重い荷物を背負い込むと、会計を済ませたあとに外へ出た。
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・プラハ〜都市の隠れ家を探す旅
何しろ、日々の労働から解放されて「さあ、これから海外旅行に行くぞ!」という瞬間に、ワクワクした気持ちを抱えつつ、喫茶店でのんびりとタバコをふかしているひと時に、これに勝るものは無いのである。
めったに行く海外旅行ではないだけあって、僕はその喫茶店選びは非常に真剣に行なわなければならないと思った。たかが、喫茶店であるけれども、空港内のそれは雰囲気というか気分を高める上で重要なのだ。僕はかれこれ、30分近くも空港内でウロウロしていた。もっとも、スターバックスのような比較的新しく、現代的な喫茶店になると、「禁煙」のルールになっていることも多く、喫煙にこだわりつつ、雰囲気がいい喫茶店ということになると探すのに少々手間取ることになった。
僕が探しきれた範囲では、喫茶店ではなかったが、一つは中華料理屋、もう一つはファミリーレストランが喫煙できるということらしかった。
ファミリーレストランに入ってしまうと、当然のことながらファミリーが大挙して押し寄せてくることが予想されたこともあるし、また実際に窓越しにファミリーが大勢いるのが視界に入ったので、僕は中華料理屋に入ることにした。
僕はファミリーが嫌いなのではない。家族制度に反対する人間でもないのであるが、それでも、子供がうるさくギャー、ギャー泣き喚いたり、スピーカーが壊れたような子供のキンキン声をちょっとでも耳にしたら、それこそ、旅の楽しい気分が一気に台無しになるのではないかと危惧したのだ。
中華料理屋はドリンクバイキングが400円であった。
400円という値段も非常に手ごろである。腹は空かしていなかったこともあって、ドリンクバイキングのみを頼もうと思ってその店の中へと入っていった。
店に入ると、背の高い割とスリムな感じの黒い服を着た美しい女性が案内してくれた。「飲み物だけ飲むつもりですがいいですか?」とたずねると、快く承諾してくれた。
店の中には僕のほかには一人だけ中年女性が、店の隅に一人座っているだけであった。朝、割と早かった時間のせいもあろう。
僕は席につくと、さっそくドリンクをとりに、ドリンクバイキングのコーナーへと向かっていった。
アイスコーヒーにするかそれとも炭酸飲料にするか少々迷ったのだけれども、やはり、濃いアイスコーヒーによって、眠った頭をキリリと目覚めさせたいという気分であったのでアイスコーヒーにした。
そのアイスコーヒーはうまくもまずくもなかった。
ただ、僕はそのとき、そのアイスコーヒーの味というものに対してさした考えを抱かなかったと思う。それよりも、僕はそれこそボーッとしながら物思いにふけっていたのだ。
しばらくすると、制服を着た四人組があらわれて、一人は女性であり、あとの三人は男性であった。観光関連の仕事をしている人たちなのか、あるいは成田空港の職員であったのか、確認をしたわけではないので事情はさだかではない。
そうこうしているうちに、チェックインの時間が近づいてきた。
僕は重い荷物を背負い込むと、会計を済ませたあとに外へ出た。
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成田空港で海外旅行保険の契約をする
海外旅行保険というのは海外旅行では必須のアイテムであろうと思う。
海外を旅していると意識しない部分でトラブルに突然巻き込まれるということが多いからだ。
かくいう僕自身も海外旅行保険というのは単なるお守り程度のものであるかと思っていたフシもなかったわけではない。そうめったにトラブルというのは起こるものではないからだ。
僕がこれまでに海外旅行保険のお世話になったことは過去に一度きりである。
それは学生時代にチェコに行ったときのことであった。一ヶ月間の予定のヨーロッパ旅行であって、それは最終日に起こった。旅行ももうすぐ終わりであるし、観光地もほとんど見終わって、あとはお土産を大量に買うだけという状態のときに、僕は荷物を常宿にしていたプラハのとある安宿にすべて置きっぱなしにしておいたのだ。
ドミトリー(ベッドがいくつもある部屋)に泊まると、自分の荷物はたいてい自分のベッドの近くに無造作に置いておくということが多く、もちろんセーフティーボックスなどを備えた宿などもないこともないが、僕は面倒くさくてセーフティーボックスを利用したこともなかった。
「まあ、取られるものもないだろう」などという風に完全に高をくくっていたのがいけなかったのだろう。その最終日に、プラハの街で購入した手に抱えきれないほどのお土産をいったん宿に置いてこようと、宿に帰ると、僕のベッドの隣に見知らぬ男が座っていた。
西洋人であったが、どことなく薄汚い身なりをしていて、目つきがどんよりと曇っており、どうもただのバックパッカーではなさそうだという気はした。
二言、三言、言葉を交わしてみた。どこから来たのか?とか、プラハの印象はどうか?とか、そんな世間話だ。
僕はもっとお土産を買う必要があったのもあって、その男を残して部屋をあとにした。
手荷物もすべて部屋に残したのがまずかったのもあろう。僕は嫌な予感がしたのであるが、僕の予感が当たってしまった。
部屋に戻ってみると、僕の手荷物のナップザックがきれいになくなっていた。
そのナップザックにはCDプレイヤーやら書物やら旅行中に書いたメモやらが入っていた。
品物そのものよりも、「強盗の被害にあった」という事実にしばらく呆然としていた。
それでも、気を取り直して、プラハの警察署に行き、事情聴取を受けて、何とか強盗の被害届の書類を作成してもらった。
この警察署に行って、書類を作成してもらうという作業は、面倒くさいものなのだけれども、あとで海外旅行保険の申請をする際に必要になってくるので面倒くさくでも避けて通れないことである。
最終日なのであるから、のんびりと旅の余韻に浸りたかったのではあるけれど。
旅から帰って、そのプラハの警察署で作成してもらった書類とともに、保険会社に請求をすると、少し時間はかかったがお金だけは戻ってきた。
失った品物は戻ってこないことはもちろんであるけれど、ほんの少しだけ気が晴れたことは事実である。
そのときの僕のケースであると、被害にあったのが品物であるからよかったけれども、病気やケガの場合だと、海外旅行保険というのはいざというときにかなり頼りになると思う。
そんなわけで、僕は今回の旅行でも、海外旅行保険に出発の直前になって保険契約をした。たまたま、AIUのカウンターが見えたので、AIUにした。手続きはかなり簡単であって、住所などの個人情報を書くくらいだったと思う。
なんだか、海外旅行保険の勧誘のような文章になってしまった。
ただ、海外旅行保険は実際に無駄ではなかったということと、短期間ではあっても掛け捨てで入っておくことは決して損にはならないということを伝えたかったのである。
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海外を旅していると意識しない部分でトラブルに突然巻き込まれるということが多いからだ。
かくいう僕自身も海外旅行保険というのは単なるお守り程度のものであるかと思っていたフシもなかったわけではない。そうめったにトラブルというのは起こるものではないからだ。
僕がこれまでに海外旅行保険のお世話になったことは過去に一度きりである。
それは学生時代にチェコに行ったときのことであった。一ヶ月間の予定のヨーロッパ旅行であって、それは最終日に起こった。旅行ももうすぐ終わりであるし、観光地もほとんど見終わって、あとはお土産を大量に買うだけという状態のときに、僕は荷物を常宿にしていたプラハのとある安宿にすべて置きっぱなしにしておいたのだ。
ドミトリー(ベッドがいくつもある部屋)に泊まると、自分の荷物はたいてい自分のベッドの近くに無造作に置いておくということが多く、もちろんセーフティーボックスなどを備えた宿などもないこともないが、僕は面倒くさくてセーフティーボックスを利用したこともなかった。
「まあ、取られるものもないだろう」などという風に完全に高をくくっていたのがいけなかったのだろう。その最終日に、プラハの街で購入した手に抱えきれないほどのお土産をいったん宿に置いてこようと、宿に帰ると、僕のベッドの隣に見知らぬ男が座っていた。
西洋人であったが、どことなく薄汚い身なりをしていて、目つきがどんよりと曇っており、どうもただのバックパッカーではなさそうだという気はした。
二言、三言、言葉を交わしてみた。どこから来たのか?とか、プラハの印象はどうか?とか、そんな世間話だ。
僕はもっとお土産を買う必要があったのもあって、その男を残して部屋をあとにした。
手荷物もすべて部屋に残したのがまずかったのもあろう。僕は嫌な予感がしたのであるが、僕の予感が当たってしまった。
部屋に戻ってみると、僕の手荷物のナップザックがきれいになくなっていた。
そのナップザックにはCDプレイヤーやら書物やら旅行中に書いたメモやらが入っていた。
品物そのものよりも、「強盗の被害にあった」という事実にしばらく呆然としていた。
それでも、気を取り直して、プラハの警察署に行き、事情聴取を受けて、何とか強盗の被害届の書類を作成してもらった。
この警察署に行って、書類を作成してもらうという作業は、面倒くさいものなのだけれども、あとで海外旅行保険の申請をする際に必要になってくるので面倒くさくでも避けて通れないことである。
最終日なのであるから、のんびりと旅の余韻に浸りたかったのではあるけれど。
旅から帰って、そのプラハの警察署で作成してもらった書類とともに、保険会社に請求をすると、少し時間はかかったがお金だけは戻ってきた。
失った品物は戻ってこないことはもちろんであるけれど、ほんの少しだけ気が晴れたことは事実である。
そのときの僕のケースであると、被害にあったのが品物であるからよかったけれども、病気やケガの場合だと、海外旅行保険というのはいざというときにかなり頼りになると思う。
そんなわけで、僕は今回の旅行でも、海外旅行保険に出発の直前になって保険契約をした。たまたま、AIUのカウンターが見えたので、AIUにした。手続きはかなり簡単であって、住所などの個人情報を書くくらいだったと思う。
なんだか、海外旅行保険の勧誘のような文章になってしまった。
ただ、海外旅行保険は実際に無駄ではなかったということと、短期間ではあっても掛け捨てで入っておくことは決して損にはならないということを伝えたかったのである。
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チェックインを済ませる
今回の旅はスカンジナビア航空を利用したので、スカンジナビア航空のチェックインカウンターに行った。
幸い、チェックインで長蛇の列で自分の番を待たなければならないということはなかった。この長蛇の列を待つという作業が
自分自身はかなり苦手であって、正直言って、例えば、ゴールデンウィークであるとか年末のハイシーズンであったら、僕は海外旅行に行くということは不可能であろうと思う。
いや、不可能であるという言い方はあまりにも誇張が過ぎるというそしりを免れないけれど、それくらい列にきちんと並んで順番を待つということが苦手だ。
毎日の通勤においても、これは言えることであって、列車を二十分もホーム上で待つということになると退屈でイライラで頭がだんだんと沸騰してきてしまう。
混雑に巻き込まれないという観点だけからみてもオフシーズンの海外旅行はやっぱり気楽なのだ。
ハイシーズンというのは、ハイシーズンだけあって気候がかなりよかったりするというメリットもあるけれど、そして、オフシーズンのデメリットはやたらと寒い時期に旅行しなければならなかったりというのがある。今回は寒さをのぞけば、旅はかなり快適であった。
チェックインを済ませて、しばらくしてから税関をくぐる。
マクドナルドがあったので遅めの朝食をとる。
免税店でマルボロを1カートン購入した。免税店の楽しみというのは人それぞれあるだろうけれども、僕の場合は安いタバコを買って旅に出るというのは格別の喜びがある。
もちろん、「現地調達主義」というものを徹底させるのであれば、そして、たいていのモノは海外の現地の商店で手に入るものであるが、タバコも基本的には現地で購入するべき品物である。
だが、北欧は物価がやけに高いと聞いていた。今回、デンマークとチェコとイギリスの三ヶ国を旅する予定であったのであるが、その中でもデンマークとイギリスはタバコの値段もかなりするようだ。
多少はその二カ国のタバコの味というものに憧憬に似た感情を抱きつつ、吸ってみたいという気持ちはあったのだけれども、やはり、免税店の安さにはかなわなかった。
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幸い、チェックインで長蛇の列で自分の番を待たなければならないということはなかった。この長蛇の列を待つという作業が
自分自身はかなり苦手であって、正直言って、例えば、ゴールデンウィークであるとか年末のハイシーズンであったら、僕は海外旅行に行くということは不可能であろうと思う。
いや、不可能であるという言い方はあまりにも誇張が過ぎるというそしりを免れないけれど、それくらい列にきちんと並んで順番を待つということが苦手だ。
毎日の通勤においても、これは言えることであって、列車を二十分もホーム上で待つということになると退屈でイライラで頭がだんだんと沸騰してきてしまう。
混雑に巻き込まれないという観点だけからみてもオフシーズンの海外旅行はやっぱり気楽なのだ。
ハイシーズンというのは、ハイシーズンだけあって気候がかなりよかったりするというメリットもあるけれど、そして、オフシーズンのデメリットはやたらと寒い時期に旅行しなければならなかったりというのがある。今回は寒さをのぞけば、旅はかなり快適であった。
チェックインを済ませて、しばらくしてから税関をくぐる。
マクドナルドがあったので遅めの朝食をとる。
免税店でマルボロを1カートン購入した。免税店の楽しみというのは人それぞれあるだろうけれども、僕の場合は安いタバコを買って旅に出るというのは格別の喜びがある。
もちろん、「現地調達主義」というものを徹底させるのであれば、そして、たいていのモノは海外の現地の商店で手に入るものであるが、タバコも基本的には現地で購入するべき品物である。
だが、北欧は物価がやけに高いと聞いていた。今回、デンマークとチェコとイギリスの三ヶ国を旅する予定であったのであるが、その中でもデンマークとイギリスはタバコの値段もかなりするようだ。
多少はその二カ国のタバコの味というものに憧憬に似た感情を抱きつつ、吸ってみたいという気持ちはあったのだけれども、やはり、免税店の安さにはかなわなかった。
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成田からコペンハーゲンへ(その一)

成田空港で飛行機に乗った瞬間に、飛行機の車輪が空中に浮き上がった瞬間、僕は、「ああ、これでしばらくの間、あらゆる日本国内におけるしがらみやら、労働やらから一定の間、解放されるぞ!」という歓喜に満ちた感情を味わう。
旅というのは海外・国内問わず、日常からの脱出であるとか解放を意味すると思うが、それが海外の場合、より強くあらわれる。まず、日常における自分自身を取り巻く人間関係からの解放である。

また、海外であれば自分を追ってくる人間は一人もいない。本来なら現実に大勢の人間が自分を追ってくるというような「人気者」こそが、こういう感情を味わうべきであろう。つまり、その人がいなくなったら本当に困るというような人間こそが、それこそ、旅による日常性の逸脱であるとか、解放感うんぬんの話をする資格があるのだと思う。
僕は誰にもあまり必要とされていないということを自分自身で自覚していた。
そしてこれが単なるレジャーの一種であって、余暇以上の目的も何ももっていない旅であることは十分すぎるほど分かっていた。
しかし、そうであるからこそ、自分自身がこの世におけるちっぽけな存在に過ぎないということを自覚するからこそ、旅というものを通して得体の知れぬ非日常性を味わうということは重要であると思うのだ。誰も僕の隣に座っている乗客が、僕であるということに気がつくこともなく、また、周囲を見回しても知っている人などは誰もいない。
そういう状況の中で、すごく単純なことだが、自分を何か映画の中の主人公であるかのような錯覚に陥らせてくれるのが、海外旅行なのである。
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成田からコペンハーゲンへ(その二)
スカンジナビア航空に乗ると、座席の前に小さなモニターが装着されているのを目にする。これはテレビ番組だとか映画であるとか、テレビゲームだとかを、イヤホンを使って、自分の好きなプログラムを利用できるというシステムである。
このモニターがついている飛行機というのは、何もスカンジナビア航空だけの話ではないらしい。よほど、マイナーな航空会社であるならばともかくとして、今ではたいていの航空会社の飛行機においてこのサービスが当たり前のようになっているようだ。
成田からコペンハーゲンまでは十時間ほどの時間がかかる。
それくらいの長い時間、飛行機に乗っているとさすがに退屈という問題に直面する。おまけに体が窮屈であるという事情も手伝って、体全体と脳細胞がなにやらムズムズとしてくる感覚というか、いてもたってもいられなくなってしまうのだ。
おまけに、僕は飛行機の中で眠るということが出来ない。
今回は一人旅であるということもあって、誰かとともに長い空の旅の間、喋っているというわけにもいかない。
そういうわけで、僕はこの座席の目の前にあるモニターを使って、テレビゲームをやってみた。テレビゲームをやるのはすごく久しぶりだ。子供の頃、ファミコンという昔懐かしい遊びが流行したけれど、そして、その後もテレビゲームというのは機種を変えつつ進化し、様々な商品が登場してきたが、僕はある時期を境にゲームをやらなくなっていた。
その時、僕がやったのは、ゴルフゲームとクイズゲームの二つであった。
ゴルフゲームの方は、ビリヤードに似ていた。上から見下ろす画面になっているのが特徴であった。最初、操作方法にかなりの難を感じたのだけれど、やっているうちに慣れてきた。
正直言って、このゴルフゲームを日常でもやるか?と聞かれたら、やらないと即答してしまいそうなそんなしょうもないゲームである。
だが、やっているうちに、はまっていってしまうのが、こういうゲームの不思議なところだ。「ヨーシ!前面クリアしてやるぞ!こうなったらとことんやってやる」と意気込みながら、コペンハーゲンに到着するまでほとんど一睡もしないでゲームに熱中していた。
もう一つのゲームは、クイズゲームであったが、これはすべて英語で書かれていた。三択とか四択などで、英語圏のクイズが出題される。
これは、語学のレベルがどうとかいう話ではなくて、英語圏に生まれた人間でないと分からないようなクイズが多く出題されていた。最初は物珍しいのもあってしばらくの間、そのゲームに取り組んでいたのだけれども、だんだんと飽きてきてしまった。
そんなこんなでようやくのことで、コペンハーゲンの空港に到着した。
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このモニターがついている飛行機というのは、何もスカンジナビア航空だけの話ではないらしい。よほど、マイナーな航空会社であるならばともかくとして、今ではたいていの航空会社の飛行機においてこのサービスが当たり前のようになっているようだ。
成田からコペンハーゲンまでは十時間ほどの時間がかかる。
それくらいの長い時間、飛行機に乗っているとさすがに退屈という問題に直面する。おまけに体が窮屈であるという事情も手伝って、体全体と脳細胞がなにやらムズムズとしてくる感覚というか、いてもたってもいられなくなってしまうのだ。
おまけに、僕は飛行機の中で眠るということが出来ない。
今回は一人旅であるということもあって、誰かとともに長い空の旅の間、喋っているというわけにもいかない。
そういうわけで、僕はこの座席の目の前にあるモニターを使って、テレビゲームをやってみた。テレビゲームをやるのはすごく久しぶりだ。子供の頃、ファミコンという昔懐かしい遊びが流行したけれど、そして、その後もテレビゲームというのは機種を変えつつ進化し、様々な商品が登場してきたが、僕はある時期を境にゲームをやらなくなっていた。
その時、僕がやったのは、ゴルフゲームとクイズゲームの二つであった。
ゴルフゲームの方は、ビリヤードに似ていた。上から見下ろす画面になっているのが特徴であった。最初、操作方法にかなりの難を感じたのだけれど、やっているうちに慣れてきた。
正直言って、このゴルフゲームを日常でもやるか?と聞かれたら、やらないと即答してしまいそうなそんなしょうもないゲームである。
だが、やっているうちに、はまっていってしまうのが、こういうゲームの不思議なところだ。「ヨーシ!前面クリアしてやるぞ!こうなったらとことんやってやる」と意気込みながら、コペンハーゲンに到着するまでほとんど一睡もしないでゲームに熱中していた。
もう一つのゲームは、クイズゲームであったが、これはすべて英語で書かれていた。三択とか四択などで、英語圏のクイズが出題される。
これは、語学のレベルがどうとかいう話ではなくて、英語圏に生まれた人間でないと分からないようなクイズが多く出題されていた。最初は物珍しいのもあってしばらくの間、そのゲームに取り組んでいたのだけれども、だんだんと飽きてきてしまった。
そんなこんなでようやくのことで、コペンハーゲンの空港に到着した。
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コペンハーゲン・カストロップ国際空港に到着する

このコペンハーゲン・カストロップ国際空港という空港は、あまり大きな空港ではない。だが、ガラス張りになっていて、小奇麗でスマートなデザインの空港だ。
僕自身はこれまでの海外旅行において、ほとんどの場合、ヨーロッパへ行くときはこのコペンハーゲンを経由することが多かった。それだから、この空港に対して一種の思い入れというようなものが自分の中にはあったのであるけれども、どういうわけか、デンマークという国に実際に足を踏み入れてみるということはしなかった。

機会がなかったということもあるし、北欧は物価が高いということも耳にしていたので、よほどのことがない限り、デンマークを旅行することはなかったのだ。
カストロップ国際空港についてもっというと、この空港のゲート内には、免税店のほかはセブンイレブンが一つあったのが印象的であった。逆に言うとセブンイレブンぐらいしか安い食物を買うような店がなくて、ちょっと飛行機のトランジットの間、休憩するというような店、つまり、ちょっとした喫茶店やらレストランの類というのが見当たらなかったのだ。
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空港から市内に向かう途中の話
コペンハーゲン・カストロップ国際空港から、市内へ行くのに、今回の旅では鉄道を使った。空港の鉄道の切符売り場において、切符は簡単に買うことができる。
空港の駅のホームへ降りると、二月のかなり冷たい風が体にビュービューと吹きつけてきた。この日はやたらと風が強かったせいもあった。
しばらくの間、待っていると列車が到着した。デンマーク国鉄DSBの列車である。この空港から市内までの列車は、特急列車などでないにもかかわらず、座席のシートがふんわりとしていて快適だったのが印象的である。
窓の外を見ると、だだっ広い荒野のような風景が広がっていた。空の色がやたらと切なく、センチメンタルな気分を味わった。郊外の住宅というのがいくつか見られたけれども、それでも、土地が広々としているという印象をもった。
無数の筋雲がいくつもいくつも空にあった。その空を見ながら、「ああ、旅はこれから始まるんだなあ」という実感をあらたにした。
10分ほどで列車はコペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)に到着した。時間にしてみれば、非常にわずかな鉄道の旅である。
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空港の駅のホームへ降りると、二月のかなり冷たい風が体にビュービューと吹きつけてきた。この日はやたらと風が強かったせいもあった。
しばらくの間、待っていると列車が到着した。デンマーク国鉄DSBの列車である。この空港から市内までの列車は、特急列車などでないにもかかわらず、座席のシートがふんわりとしていて快適だったのが印象的である。
窓の外を見ると、だだっ広い荒野のような風景が広がっていた。空の色がやたらと切なく、センチメンタルな気分を味わった。郊外の住宅というのがいくつか見られたけれども、それでも、土地が広々としているという印象をもった。
無数の筋雲がいくつもいくつも空にあった。その空を見ながら、「ああ、旅はこれから始まるんだなあ」という実感をあらたにした。
10分ほどで列車はコペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)に到着した。時間にしてみれば、非常にわずかな鉄道の旅である。
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コペンハーゲン中央駅にて

コペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)は、印象を一言でいうなら“市場”という感覚である。駅は天井が高く、空間に解放感がある。
レストランやショップ、ファーストフード店などが軒を連ねる。

こころみに、インターネットカフェに入ってみる。ところが残念ながらここのインターネットカフェでは日本語の文字が読めなかった。余談であるが、ヨーロッパでインターネットカフェに行くと、日本語の文字を読める店も少ないが存在する。だが、日本語も書ける店となると極端に数が少なくなる。

例えば、日本向けにメールを打つなどをする場合であっても、文字が日本語対応になっていないので、ローマ字で日本語を打つということになる。これはおそらく、メールを送られたほうはびっくりするに違いあるまい。

だが、この「海外でローマ字で日本語を書く」という行為に、海外旅行の一種の楽しさがあるようにも思える。というのは、これだけインターネットが全世界規模で普及して、世界中どこにいても均質的に生活レベルをあまり落とさずに旅行できるということになってくると、ある種、不便であるということが新鮮なことに思えてくるのだ。
もちろん、発展途上国といわれる国々を旅行するとなると、もっともっと不便であることには違いないのだけれど、まあ、このパソコンで日本語が読めない書けないという話は、実に些細なことではあるが、貴重な経験ではないかと僕は思うのだ。
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中央駅には鉄道模型があった

コペンハーゲン中央駅の片隅には、ひっそりとではあるが、鉄道模型が飾ってある。
駅の構内にある郵便局のすぐ近くに、畳六畳分ほどはあるかと思われる大型のレイアウトだ。
僕はこの鉄道模型をみて、ひどくウキウキとした気分になってきた。
僕のまわりには、ほとんど人がいなくて、親子連れが一組いるだけであった。そして、親子連れが去ったあとも一人でこの鉄道模型を見入っていた。

いくらであったかはもう覚えていないが、デンマークのコインを入れると、一定時間、鉄道模型が走る仕組みになっている。どうせなら、自分で模型のスピードをコントロールできるようなシステムになっていればもっと嬉しいと思ったが、そこの模型はただただ線路の上を走るだけであった。
だが、それでも僕は十分に満足だった。
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コペンハーゲン中央駅周辺

僕はその晩に泊まる予定だったホテルを目指して歩いていた。
コペンハーゲン中央駅を出ると、もう外は日もとっぷりと暮れて、おまけにやたらと風が冷たかった。
風の冷たさに加えてやたらと強風が吹いていたので、じっと立っていても身体が動いてしまうほどだった。
雨は降っていなかったけれど、風がやたらめったらと強かったのである。僕はどちらかといえば、寒さより暑さの方を好む。寒いとすべてに対してやる気が無くなってしまって、外に出ることよりも家にいてフトンでゴロゴロしていたほうが楽しいと思ってしまう。
それがどういうわけであるか分からないが、僕は海外旅行というと決まって寒い国ばかりを旅行してきた。
ヨーロッパだけではなくて、アメリカ大陸にしてもそうだ。ニューヨークに行ったときはやたらと寒い時期であった。確か、あれは一月であって、雪が歩道に残っているのを見た。
ニューヨークの朝、ヒッピーらしき若者たちが(いまどき、ヒッピーなんて言葉は用いないかもしれないが、適切な用語が見当たらないのでヒッピーということにしておく)、歩道の上にぺったりと座りながら何やら談笑しているのが目に入ってきた。
よく彼らは寒くないものだと思った。
もちろん、寒さに慣れているということもあるだろうけれども、寒い国であればあるほど、ホテルに泊まってホテルの部屋でゆっくりとしているときというのは格別の楽しみがある。
さて、話が少しばかりわき道にそれてしまったようなので、コペンハーゲンのことに戻すと、今回のデンマークの旅で気がついたのは、物乞いの姿がコペンハーゲンの街にほとんど見られなかったということである。
これはかなり驚くべきことであったし、さすが高福祉国家であるという印象を新たにした。いや、もちろん、どんなにすぐれた高福祉国家であったとしても、その国の福祉からはみ出てしまう人々はいるはずであって、ちょっとの間旅をした僕自身がこの国のすべてを見た!と断言するというのはあまりにも強引が過ぎるというものであるかもしれない。
だが、街を歩いてみた印象としてあまり貧しいという感じは確かにしない。どことなく人々の表情というものに余裕が感じられるし、平和でのんびりとした都市であるという印象がかなり強かった。
さて、僕は持参した『地球の歩き方』の北欧版を開きながら、コペンハーゲンの都市の地図をみた。日本で予約したホテルの場所を何とか地図上では探し当てることが出来たし、だいたいの方角も分かっていたのであるが。
それにも関わらず、小一時間ほど迷ってしまった。
異国の地で道に迷ったときは、とにかく現地の人に道を尋ねるのが正しいだろうと考え、駅前の角のところにあった雑貨屋に入り、その店の店主らしき東洋人の男に話しかけてみたが、どうも言葉が通じない。
地図でホテルの場所を指し示して、「ここに行きたいのですが」と言ってみたが、それでも会話にならなかった。
僕はあきらめて店を出て、通りを10メートルほど歩いたところで、一人のやたらと背の高い西洋人の若い男とすれ違ったので、その男に道を尋ねると実に親切に教えてくれ、途中までついてきてくれた。
旅先で道に迷ったときに現地の人に親切にしてもらうと実に嬉しいものである。
そんなこんなで何とか、やや必死の思いではあったけれども目指すホテルに到着した
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コペンハーゲンのホテル、『DGI−BYEN』
ホテルに到着した。
僕がコペンハーゲンで泊まったホテルは、DGI-byen Hotelであった。このホテルは実際のところ、コペンハーゲン中央駅からも歩いてすぐのところにあるので、観光にも便利であった。
駅から迷わないで歩けば五分ほどで着いてしまう便利さであった。
割と太い道路に面していて、車の交通量が多いのが多少気になるが、信号の無い横断歩道で歩行者に道を譲ってくれるドライバーがいることに妙に感心した。
一方、デンマークの歩道には自転車道路が併設されていて、自転車道路に気がつかずに、自転車道路を歩くと、たとえば、後ろから猛スピードで近づいてくる自転車にものすごい勢いで警笛を鳴らされる。
日本的な感覚であれば、ちょっとくらい歩行者に対して気を使ってくれてもいいのにという感じであるけれども、自転車道路を歩行者が歩いているのだから、悪いのは歩行者の側であって、そこいは人情とかそういうものは一切からんでこない、徹底した遵法精神というものがあった。
ささいなことであるけれども、そうした合理主義というものが日本的あいまいさの中で暮らしている自分にとって、果たしてこのデンマークという国で長く暮らした場合に我慢できるだろうかという夢想を抱いた。
さて、話は泊まったホテルのことに戻る。
DGI-byen Hotelは、室内プールであるとか、体育館が併設された総合体育施設のような場所であった。
入り口の付近の体育館では、窓越しにロッククライミングをやっている人々の姿が見られた。もちろん、本当の岩ではなくてダミーの岩なのだけれども、ああいう風に仕事の後に汗を流したらきっと気持ちがいいに違いないと思った。
また、施設の中ほどには、室内プールがあって、円形状の流れるプールの中で老若男女が思い思いに気持ちよさそうに泳いでいるのが見えた。
泳ぎの速さを競っているように見えなかったのがいい。
また、室内プールは照明に凝っているようで、あたかも南国の夜のビーチにいるような気分にさせてくれる間接照明が使われている。
もっとも、こんな風に書いてはみたが、僕自身はふだんからあまりスポーツを嗜まない方であるので、コペンハーゲン滞在中に一度もロッククライミングも水泳もやらずじまいであった。
レセプションでチェックインを済ませ、カードキーを受け取り、エレベーターで上の階まで上がっていった。
エレベーターで自分の部屋のある階までつき、エレベーターを降りた瞬間に驚いたのは、そこがまるで真夏であるかのような空気の暖かさだった。
いや、真夏であるというのは少々大げさであるかもしれない。だが、外が寒かったので、その廊下の空気がすごぶる暖かく感じられたのだ。
いわゆるセントラルヒーティングというものなのであろう。
それにしても、人がめったに通らないホテルの廊下までもこのような形で暖かくしておくという習慣に驚いたのだ。
日本であれば、たとえば、エアコンで室内を暖めるということになると、暖かい空気が天井付近にたまってしまって、部屋全体が暖かくならないなどということが起こってくる。
石油ストーブにしても、暖かいのはストーブのまん前であったりなどして、本当に寒いときというのは、通常の暖房器具だと結構しんどかったりするものだ。
このセントラルヒーティングを初めてコペンハーゲンの地で味わってみて、その快適さぶりに大いに心を動かされたのだ。
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僕がコペンハーゲンで泊まったホテルは、DGI-byen Hotelであった。このホテルは実際のところ、コペンハーゲン中央駅からも歩いてすぐのところにあるので、観光にも便利であった。
駅から迷わないで歩けば五分ほどで着いてしまう便利さであった。
割と太い道路に面していて、車の交通量が多いのが多少気になるが、信号の無い横断歩道で歩行者に道を譲ってくれるドライバーがいることに妙に感心した。
一方、デンマークの歩道には自転車道路が併設されていて、自転車道路に気がつかずに、自転車道路を歩くと、たとえば、後ろから猛スピードで近づいてくる自転車にものすごい勢いで警笛を鳴らされる。
日本的な感覚であれば、ちょっとくらい歩行者に対して気を使ってくれてもいいのにという感じであるけれども、自転車道路を歩行者が歩いているのだから、悪いのは歩行者の側であって、そこいは人情とかそういうものは一切からんでこない、徹底した遵法精神というものがあった。
ささいなことであるけれども、そうした合理主義というものが日本的あいまいさの中で暮らしている自分にとって、果たしてこのデンマークという国で長く暮らした場合に我慢できるだろうかという夢想を抱いた。
さて、話は泊まったホテルのことに戻る。
DGI-byen Hotelは、室内プールであるとか、体育館が併設された総合体育施設のような場所であった。
入り口の付近の体育館では、窓越しにロッククライミングをやっている人々の姿が見られた。もちろん、本当の岩ではなくてダミーの岩なのだけれども、ああいう風に仕事の後に汗を流したらきっと気持ちがいいに違いないと思った。
また、施設の中ほどには、室内プールがあって、円形状の流れるプールの中で老若男女が思い思いに気持ちよさそうに泳いでいるのが見えた。
泳ぎの速さを競っているように見えなかったのがいい。
また、室内プールは照明に凝っているようで、あたかも南国の夜のビーチにいるような気分にさせてくれる間接照明が使われている。
もっとも、こんな風に書いてはみたが、僕自身はふだんからあまりスポーツを嗜まない方であるので、コペンハーゲン滞在中に一度もロッククライミングも水泳もやらずじまいであった。
レセプションでチェックインを済ませ、カードキーを受け取り、エレベーターで上の階まで上がっていった。
エレベーターで自分の部屋のある階までつき、エレベーターを降りた瞬間に驚いたのは、そこがまるで真夏であるかのような空気の暖かさだった。
いや、真夏であるというのは少々大げさであるかもしれない。だが、外が寒かったので、その廊下の空気がすごぶる暖かく感じられたのだ。
いわゆるセントラルヒーティングというものなのであろう。
それにしても、人がめったに通らないホテルの廊下までもこのような形で暖かくしておくという習慣に驚いたのだ。
日本であれば、たとえば、エアコンで室内を暖めるということになると、暖かい空気が天井付近にたまってしまって、部屋全体が暖かくならないなどということが起こってくる。
石油ストーブにしても、暖かいのはストーブのまん前であったりなどして、本当に寒いときというのは、通常の暖房器具だと結構しんどかったりするものだ。
このセントラルヒーティングを初めてコペンハーゲンの地で味わってみて、その快適さぶりに大いに心を動かされたのだ。
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ホテルの部屋にて





部屋に入ると、まず、部屋のインテリアのシンプルなデザインに驚いた。
白い壁に白いベッドである。
壁になにやら詩のような文字が記されているが、僕はデンマーク語を解さないので底に何が書かれてあるか分からなかった。
荷物を置いてしばらくじっとしている。ベッドに横になる。ホテルは全室禁煙ということらしいのでタバコを吸うことは我慢した。今回の旅行で、タバコを吸えたのはチェコのホテルだけであった。ロンドンのホテルも、そこは決して高級ホテルではなかったけれど、ロビーでしかタバコを吸えなかったという、タバコのみにとっては決してよろしくない状況が世界中に広がっていることを痛感する。
実際、禁煙というものを試みたことは数知れないが、かといってそれが続いた試しは一度としてない。特に、旅先で吸うタバコは格別のうまさがある。一人旅であれば、タバコを吸う瞬間というのは絶好の暇つぶしだと思う。
さて、僕はベッドから起き上がると、しばらく自分が泊まったホテルの部屋の内部を探検することにした。
探検といっても、高級ホテルのスウィートルームなどではないから、一瞬にしてすべてを見終わってしまうのであるが。何でも、アラビアのある国のホテルでは、各部屋にそれぞれ給仕がいるという高級ぶりであるそうだが、そこまで高級なホテルにはいまだかつて全く縁がない。
僕の泊まったホテルは、バスルームが広いというのが気に入った。
特に、洗面台が大きく、横幅一メートル以上あるかと思われる。狭い洗面台でゴシゴシと顔を洗ったり、歯を磨くのはやららと窮屈であるので、こういう広いバスルームだと解放感がある。
それにくわえて、バスルームにも暖房がきいているようであった。先ほども書いたセントラルヒーティングである。さすが、寒い国だけのことはある。寒いときは、風呂に入ることも億劫になったりするけれど、こんな風に風呂場が暖かければ、一切の寒さによるわずらわしさを感じることは無いから、大助かりである。
僕はあらかた部屋をチェックして、そして、時間がまだ夜の八時過ぎであることに気がついた。腹は減っているといえば減っているし、何も食べなくても朝まで我慢が出来そうだといえばいえなくもない。
だが、時間もあるのでコペンハーゲンの街の中心部にいって、夕食を食べることに決めた。
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夜のコペンハーゲン


ホテルを出て、コペンハーゲン中央駅に向かう。
中央駅を出て、ストロイエとよばれるコペンハーゲンの中心街付近まで足をのばした。
中心街であるにもかかわらず、そして、観光シーズンでもない平日だったためか、このストロイエも、ほとんど人がいなくて、閑散としていた。
あまり初日からとばして、物価が高いといわれるデンマークで高い飯を食べるということはしたくなかった。しばらく歩くと、トルコ風の料理を出す、ファーストフード店らしき店を発見したので、その店に入ってみる。
カウンターで料理を注文し、出来上がったら料理を受け取るというよくあるスタイルの店である。僕は、ホットコーヒーと、サンドウィッチ風の料理を頼んだ。いや、おそらく、この料理にも正式な名称があるに違いない。だが、それは覚えていない。平たく薄いパンに野菜が挟まっている食物であった。
店内を見回すと、ここもひどくシンプルなデザインのインテリアだった。
先にホットコーヒーが出されて、そのコーヒーカップの柄の部分が、丸く穴が開いていたのだけれど、その穴が小さすぎて、コーヒーカップの柄の役割を果たしていないように感じられたが、それはそれで北欧デザインの一つのあり方なのかと考えた。
サンドウィッチは注文したが、中々出来上がらなかった。
地元民であろうと思われる客が続々と店の中にやってくる。彼らの方の注文を先に出して、旅行者である僕を後回しにしているのではないか?と訝ったが、それでも辛抱強く待つことにした。
色の浅黒いカウンターの中にいた男が、やっとのことでサンドウィッチが出来たことを僕に知らせてきた。
僕はそのサンドウィッチをムシャムシャとほうばり、コーヒーを飲み、しばらく一服したあとに店を出た。
観光は明日からである。
その日は何もせずに、ホテルの部屋へと帰っていった。
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ホテルで朝食を食べる

翌朝は早起きをした。
目覚まし時計をかけ忘れていたのだが、それでも自然と早くに目が覚めていた。
朝食は7時半からレストランでバイキングということだったので、それまで三十分ほど時間があった。テレビを何となくつける。幼児向けの番組がやっている。チャンネルをボーっとした頭でまわしながら、見るともなしに番組を見ていた。
時間が過ぎたので、食堂へと向かった。
食堂は古い倉庫を改装して作った建物らしく、木がむき出しになっていて、暖かみのある空間だった。早い時間だったからか、僕のほかには西洋人の中年男が一人いるだけであった。
僕はパンを食べた。黒パンにも挑戦したが、その独特の酸味はどうしても口に合わなかった。ゆで卵が大量にあったので、3個くらいを一気にむさぼり食べた。半熟よりもよりやわらかく、食べやすかった。僕はどろどろのゆで卵が好きなのである。
テーブルに用意されていたバイキングの料理をあらかた食してみたあとに、コーヒーを飲んだ。なぜだかわからないが、ホテルの朝のコーヒーは格別うまく感じる。
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コペンハーゲン市内観光へ

コペンハーゲンの市内観光へ出かけた。
チボリ公園は残念ながら、僕が行った二月は開いていない。
コペンハーゲン中央駅のすぐ目の前にチボリ公園はあるのだけれど、高い塀にさえぎられていて、中の様子をうかがい知ることはできない。

チボリ公園の看板は、人文字になっていて近づいてみると子供を描いた絵になっている。
中々、遊び心にあふれた趣向であると思った。

アメリエンボー宮殿で正午から衛兵の交替式がみられるという。
まだそれまで十分に時間があったのでのんびりと市内を歩いた。
中央駅からストロイエに向かう途中にコペンハーゲン市庁舎がある。
この市庁舎の周辺というのは広々としている。近くのビルに、馬鹿でかい温度計を装着したビルがあって、その壁にくくりつけられた温度計は「5度」をさしていた。

マイナス二十度まで温度計の針があったから、「ああ、そんなに寒いときもこの国ではあるのか」とあらためて実感した。
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アメリエンボー宮殿


このアメリエンボー宮殿に、正午に行くと衛兵の交替式が見られる。
衛兵の交替式というのは、ヨーロッパの国々では結構、ポピュラーであるらしいのだが、僕は一度もこれを見たことがなかった。
少しはやめにアメリエンボー宮殿に訪れると、観光客のほかに、二名の衛兵が赤茶色の等身大の箱の中に入っているのがみえた。
衛兵はその等身大の箱の中にじっとしているか、そうでなかったら周辺をぶらぶらしているだけである。何とも気楽な仕事のようにもみえたのであるが、ああやってじっと箱の中に立っていて、観光客の好奇のまなざしを一身にあびつつ、写真を撮られるというのは、それはそれで微妙な心境なのではないかとも思った。
しばらくすると、遠くの方から衛兵の一団が楽器とともにやってきた。
さすがに、荘厳な感じがする。寒い気候のせいもあるだろうか。
こういった衛兵の交替式のような観光スポットは、ものすごく感動するというスポットではないのだが、まあ、一度見ておいて損はないに違いあるまい。
だが、付け加えると、このアメリエンボー宮殿の付近には公衆トイレがない。
僕はトイレがわりと人よりも近いほうなので、ちょっとこれには閉口したのは事実である。
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カフェ・オスカーへ


カフェ・オスカーはアメリエンボー宮殿から歩いてすぐのところにある。
可愛らしいロゴの看板が目印だ。
このカフェに入って、クロワッサンとビールを注文した。
この組み合わせはいかがなものかと思ったが、それでも、クロワッサンが食べたかったのである。ビールは、当地のものであったし、クロワッサンの味にも十分満足した。
客がやたらと多いカフェなのでのんびりと過ごしたい向きには、もうちょっと場末のカフェの方がいいかもしれない。コペンハーゲンには無数のカフェが存在するし、ちょっとした路地裏の奥まった場所に、人知れず趣味のいいカフェが元気に営業している。
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・コペンハーゲンの旅案内
・プラハ〜都市の隠れ家を探す旅
人魚の像


コペンハーゲンに来たからには、人魚の像は絶対に外すべきではない観光スポットであると思う。他の観光スポットはほったらかしにしておいても、この人魚の像だけは見るべきである。
というのは、確かに、この人魚の像というのは、どうというべき代物でもないし、実際にこの人魚の像を訪れて唖然とさせられることも確かなのであるが、そうであるにもかかわらず、この人魚の像というのは目の前でこれを見たときの印象というものがあまりにも大きいのだ。
この人魚の像を遠くからみると、水辺に小さく、黒い点のようなものが見える。
だんだん歩いて近づいていくと、それが像であることがわかる。
また、この人魚の像の付近というのは、静かな公園だ。散歩道がずっと続いていて、歩いているだけで心が安らかな気分になれる。
徒歩で中心街から歩ける距離なのも嬉しい。
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性博物館へ
この性博物館はストロイエ付近にある。
街の中心街に堂々と存在する、一風変わった博物館だ。
何が変わっているかというと、この博物館では過去から現在への性にまつわる歴史的遺産が飾ってあるところなのだ。
だが、性を扱っている博物館とはいえ、そこは西洋であるからなのか、北欧だからなのか、なぜか隠微さ、陰湿さ、暗さは感じられない。開けっぴろげな、明るい性という感じがする。
博物館の展示品の数々は、どれもおそらく学術的な価値が高いのであろう。
そうはいっても、真面目に議論をしてみたところでエロはエロなのであるから、ちょっとおかしげなユーモアというか諧謔の精神に満ちた絵画や置物の類などもあって、観る人を喜ばせるのであろう。
個人的には実に興味深い博物館であった。
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街の中心街に堂々と存在する、一風変わった博物館だ。
何が変わっているかというと、この博物館では過去から現在への性にまつわる歴史的遺産が飾ってあるところなのだ。
だが、性を扱っている博物館とはいえ、そこは西洋であるからなのか、北欧だからなのか、なぜか隠微さ、陰湿さ、暗さは感じられない。開けっぴろげな、明るい性という感じがする。
博物館の展示品の数々は、どれもおそらく学術的な価値が高いのであろう。
そうはいっても、真面目に議論をしてみたところでエロはエロなのであるから、ちょっとおかしげなユーモアというか諧謔の精神に満ちた絵画や置物の類などもあって、観る人を喜ばせるのであろう。
個人的には実に興味深い博物館であった。
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チヴォリハレン
このレストランは昼間に行った。
「昼間だけオープン」というレストランなので、夜に訪問してももちろんあいていない。
僕は北欧という物価の高い土地で、貧乏旅行をあくまで貫き、食事はすべてスーパーマーケットで済ませるという旅もありかなと思ったけれど、それでも、今回の旅行では何度か当地のレストランに赴くことになった。
このチヴォリハレンは、デンマークのスモークサーモンを食べるという目的があっていった。味は申し分なかったけれど、自分としてはもうちょっとサイドオーダーをたのんでみてもよかったかあなと思っている。というのは、スモークサーモンしか頼まなかったからである。
後は、パンをムシャムシャと口に運んだ。
ちょっとわびしい感じがする。
この店の賑わいはすごい。
地元の人にかなり親しまれ、愛されている感じがする。
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「昼間だけオープン」というレストランなので、夜に訪問してももちろんあいていない。
僕は北欧という物価の高い土地で、貧乏旅行をあくまで貫き、食事はすべてスーパーマーケットで済ませるという旅もありかなと思ったけれど、それでも、今回の旅行では何度か当地のレストランに赴くことになった。
このチヴォリハレンは、デンマークのスモークサーモンを食べるという目的があっていった。味は申し分なかったけれど、自分としてはもうちょっとサイドオーダーをたのんでみてもよかったかあなと思っている。というのは、スモークサーモンしか頼まなかったからである。
後は、パンをムシャムシャと口に運んだ。
ちょっとわびしい感じがする。
この店の賑わいはすごい。
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パスタ・バスタ
このパスタ屋は、僕の数少ないコペンハーゲン食探訪の記録の中でも、かなりお勧めできるレストランである。
ビュッフェ形式になっていて、いくつかの種類のパスタのなかから好みのものを選べるようになっている。
サラダが豊富なのもかなり健康的な感じがする。
ストロイエからちょっと歩いた場所にある。地図を見ながらテクテクと歩いていくと、あまり目立たないようにひっそりと軒を構えているから、見落とさないようにするのが肝心だ。
このパスタ屋でパスタをたらふく食べ、デンマークのビールをしこたま飲んで、ほろ酔い加減になったところで、僕はホテルへと一人、帰っていった。
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サラダが豊富なのもかなり健康的な感じがする。
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このパスタ屋でパスタをたらふく食べ、デンマークのビールをしこたま飲んで、ほろ酔い加減になったところで、僕はホテルへと一人、帰っていった。
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フレデリクスベア公園へ

この公園はコペンハーゲンの郊外にある。
周辺にはカールスベアビール工場や、動物園がある。コースとしては、ロイヤルコペンハーゲンのアウトレットショップをのぞいたあとに、このフレデリクスベア公園にちょっと立ち寄ってみるとよいと思う。
広い公園であって、非常に閑散としているが気分がすごく落ち着いてくる。
「何もない」ということがこれくらい公園の機能として役立っているということに気づかせてくれる公園だ。
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カールスベアビール工場
カールスベアビール工場は、工場を見学することで、見学後にビールの無料券を二枚くれる。
クラシックなビールがいくつもあって、選ぶだけで楽しい。
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クラシックなビールがいくつもあって、選ぶだけで楽しい。
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カフェにて
ストロイエを散策していると、雨が降ってきた。
やっぱり、ここでも人々は傘をさしていなかった。ヨーロッパでは雨が降ってもあまり傘をさすという習慣がないということだが、それを実際にみることが出来て少しばかりうれしい気持ちがする。
とはいっても、みんなよく傘を持ち歩かないで平気なものだと思うくらい、結構、びしょ濡れになるほど雨が降っている。
僕は近くにあったカフェに入った。
カフェの椅子に座ったが人がやたらと後ろを通るのでどうも落ち着かない。
雨があがったのをたしかめてコペンハーゲン観光を再開した。
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とはいっても、みんなよく傘を持ち歩かないで平気なものだと思うくらい、結構、びしょ濡れになるほど雨が降っている。
僕は近くにあったカフェに入った。
カフェの椅子に座ったが人がやたらと後ろを通るのでどうも落ち着かない。
雨があがったのをたしかめてコペンハーゲン観光を再開した。
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スーパーマーケットで買い物をする

海外に出て、ヨーロッパを旅していて楽しいのはスーパーマーケットにおける買い物だと思う。その国でしか買えない品物、すなわち、食品でも雑貨でもなんでもいいのだが、そういったものを買う楽しみというのは、スーパーマーケットに存在する。
「イアマちゃん」というキャラクターがついたミルクセーキ風の飲料が気になった。
線のみで女の子をあらわしているキャラクターなのだが、実に可愛らしい。
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移動(コペンハーゲン→プラハ)
コペンハーゲンからプラハへは、飛行機で行った。
コペンハーゲンのカストロップ国際空港で、デンマークの旅の余韻にひたる。
10日間くらいのヨーロッパ旅行であると、一都市滞在型という旅行もいいが、飛行機で都市をめぐる旅というのも中々これはこれで楽しい。
飛行機で二時間ほどで、まったく別のカルチャーと空気を体験できるのがヨーロッパの楽しみであるといえるだろう。
旅の言語という話でいうと、デンマークに関してはまったく言語で不自由をしなかった。というのは、旅先で出会う人のほとんどが英語を解する人々であったからである。現地の言葉を喋らない旅行者に対して冷たいということもなかった。
日本人旅行者にとって、デンマークはかなり旅行しやすい国だといえるだろう。
→このブログ内のプラハの旅行記はこちら
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飛行機で二時間ほどで、まったく別のカルチャーと空気を体験できるのがヨーロッパの楽しみであるといえるだろう。
旅の言語という話でいうと、デンマークに関してはまったく言語で不自由をしなかった。というのは、旅先で出会う人のほとんどが英語を解する人々であったからである。現地の言葉を喋らない旅行者に対して冷たいということもなかった。
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腹巻式財布
海外旅行で防犯上、気になるのはお金とかパスポートの管理だと思います。
僕が海外旅行で重宝しているのは、この腹巻型の財布です。
生まれて初めて海外旅行に行ったときは、どのタイプの財布にしようかかなり悩みました。
悩んで悩んで悩みまくったすえに、やっぱり「腹に巻いておけば、安心かな」という結論を下して、この腹巻型に落ち着きました。
腹に財布を巻くということで体に違和感があるかなあと思ったんですけど、実際に使っていくうちに体にだんだんフィットしてくるのがわかります。
これだったら、文字通り、「身包みはがされる」ことがない限り、安心ですね。
【旅行用品】キャッシュベルトシングル<抗菌防臭>LLサイズ

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腹に財布を巻くということで体に違和感があるかなあと思ったんですけど、実際に使っていくうちに体にだんだんフィットしてくるのがわかります。
これだったら、文字通り、「身包みはがされる」ことがない限り、安心ですね。
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ゲバラ柄の携帯灰皿
海外旅行に出かけると、意外と重宝するのがこの携帯灰皿です。
特に、安宿やユースホステルには、灰皿がなかったりします。
いまや、愛煙家にとって携帯灰皿はなくてはならないものになっているでしょう。
携帯灰皿 丸缶 レッド&ゲバ柄

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いまや、愛煙家にとって携帯灰皿はなくてはならないものになっているでしょう。
携帯灰皿 丸缶 レッド&ゲバ柄

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パスポートケース
空港内でパスポートを持ち歩くのに不便を感じたことはありませんか?
僕の場合は、腰巻にパスポートを入れていたので、チェックインのたびにいちいちパスポートを出すのが面倒くさかったりしました。
首から下げるタイプのパスポート入れをサブで持っていると、空港内で便利ですよ。
【ポイント10倍】【メール便OK】 パスポートケース(首さげタイプ) 【P-UP1017×10】

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僕の場合は、腰巻にパスポートを入れていたので、チェックインのたびにいちいちパスポートを出すのが面倒くさかったりしました。
首から下げるタイプのパスポート入れをサブで持っていると、空港内で便利ですよ。
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